この本には、
今はあまり見かけなくなった
「角のタバコ屋さん」の話から
神社の鳥居、坂の名称の由来など
懐かしい情景とその背景・解説が
図解で示されています。
その中の「路地」のおなはし。
高齢化社会と人口減少時代を迎えて
これからの「住まい」を考えると
新たな住まいの捉え方と仕組みが
必要、ということで公営住宅も大きく
あり方を変えようとしています。
民間の小さな力でできることは
とても限られていますが、
同じような方向に向かって進む
小さな一つ一つが集積したら、それが
新たな常識・普通なことになっていくの
だとも思います。
「これまでに無い斬新な仕組み」ではなく
「歴史は繰り返す」ことから考えても
戦前の日本にもともと有った仕組みを
応用してある意味では「回帰」するのが
いいのでは、と思います。
お仕着せな感じの無い
路地のような自然なコミュニティが
幾つかの問題を解決してくれる気がしています。